ショパン・コンクール・入賞者ガラ・コンサート2011/01/19 23:53

本日は昨年10月に開催された、ショパン国際コンクールのガラ・コンサートでした。プログラムからかなり遅くなると思われましたが、やはり10時過ぎに。とりあえず、アンコール曲を演奏者順に。

第5位フランソワ・デュモン
 ドビュッシーの月の光

第3位ダニール・トリフォノフ
 バッハ無伴奏ヴァイオリン・パルティータからガボット&ロンド、ピアノ編曲ラフマニノフ

第2位ルーカス・ゲニューシャス
 曲目不明、ちょっとジャズっぽい曲
 (→•レオニード・デシャトニコフ/映画「Target」より"Foxtrot"とのこと)

第2位インゴルフ・ヴンダー
 モーツァルトのK.331の3楽章トルコ行進曲のアレンジ(ヴォロドス編)

第1位ユリアンナ・アヴデーエワ
 バッハのパルティータ1番よりジーグ

<追記>
ヴンダーとアヴデーエワ両名の演奏曲が同じピアノ協奏曲第1番ということでしたが、前者がバデレフスキ版、後者がナショナル・エディションということでオーケストラの違いも楽しめます。トリフォノフが弾く際はエディション・コンポーザーという記載があるので、おそらく改訂される前の初版のようで、こちらも聴いてみたかったところ。
さて、この二人の協奏曲はヴンダーはまじめさが滲むような演奏。テンポもすこしゆったり目で丁寧。対するアヴデーエワはやや早めのテンポで割と自由に崩して揺らし、しかしオケとの息はぴったりの演奏で、それぞれの個性がよくわかる演奏でした。
個人的にはアヴデーエワのおもしろさに心惹かれるものがありました。

アンコールにも個性があって、そちらでも楽しめた贅沢な3時間だったと思います。

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