アリス=沙羅・オット ピアノ・リサイタル2011/01/15 19:03

アリス=沙羅・オットのピアノリサイタルを聴いてきました。
曲目は
・メンデルスゾーン/厳格な変奏曲ニ短調Op.54
・ベートーヴェン/ピアノソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
・ショパン/三つのワルツOp.34
  ワルツ2番変イ長調
  ワルツ3番イ短調
  ワルツ4番ヘ長調
・ショパン/ワルツ6番変ニ長調 Op.64-1
・ショパン/ワルツ7番嬰ハ短調 Op.64-2
・ショパン/スケルツォ2番変ロ短調 Op.31

アンコールは
・ショパンのノクターン嬰ハ短調
・ベートーヴェンのエリーゼのために

ちょうど発売されたばかりのベートーヴェンのアルバムからワルトシュタインと日本版ボーナストラックのエリーゼのためにで、昨年発売のショパンワルツ集からの選曲にスケルツォ2番が加わった形です。

あくまでも繊細で荒々しくなったりしない機微にとんだ演奏が彼女の持ち味。アンコールのエリーゼのためになどはその象徴といえるかもしれません。激昂したりせず内に秘めた思いをわずかな変化で表現するあたり、日本の伝統芸能にも通じるところを感じます。

ワルトシュタインなど、ベートーヴェンらしくないなど賛否両論ありそうですが、私は好きです。心洗われる2時間でした。

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