アンドラーシュ・シフのベートーヴェン後期ソナタ ― 2011/02/18 21:30

アンドラーシュ・シフのベートーヴェン!
いずみホールへ帰ってきたのは、2008年のバッハのパルティータ全曲演奏以来なので3年ぶり。
待ちに待って、ようやく頃合いと録音を始めたベートーヴェンのソナタはライブとは思えない完成度でした。そのシフがベートーヴェンを弾く、それも最後の3曲となれば、万全を期して聴きに行かねば、という公演です。
3曲、休憩を挟まず、曲間も立ち上がらず連続して演奏し、聴く方も3曲というより、3つの大きな楽章をもつ巨大なソナタという一つの世界に有無を言わさず向き合うことになります。
シフの演奏はちょっとしたところでの表現まで気を配っていて、聞き流してしまいそうなところでもおろそかにしないので、え?今何した?と聞き慣れているはずの曲から別の世界が垣間見えてきます。
音楽の造形美を司る黄金律はほんのちょっとしたことで崩れてしまうけれど、それに近づくためにいかに緻密にコントロールするか。想像を絶する想いが込められている。
いずみホールへ帰ってきたのは、2008年のバッハのパルティータ全曲演奏以来なので3年ぶり。
待ちに待って、ようやく頃合いと録音を始めたベートーヴェンのソナタはライブとは思えない完成度でした。そのシフがベートーヴェンを弾く、それも最後の3曲となれば、万全を期して聴きに行かねば、という公演です。
3曲、休憩を挟まず、曲間も立ち上がらず連続して演奏し、聴く方も3曲というより、3つの大きな楽章をもつ巨大なソナタという一つの世界に有無を言わさず向き合うことになります。
シフの演奏はちょっとしたところでの表現まで気を配っていて、聞き流してしまいそうなところでもおろそかにしないので、え?今何した?と聞き慣れているはずの曲から別の世界が垣間見えてきます。
音楽の造形美を司る黄金律はほんのちょっとしたことで崩れてしまうけれど、それに近づくためにいかに緻密にコントロールするか。想像を絶する想いが込められている。
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