新人研修にて2009/04/21 22:47

4月は新人研修の季節。
今年も少し講師で説明を行いました。

毎年悩むのは、質を取るか量を取るか。そして、今後学ぶ機会がある情報を少し早めに伝えるのか、将来教えてもらう機会が無いけれど、知っておくと物の見方が変わるような概念を伝えるべきなのか。

客観的に時間内に終わりそうもなくなってしまい、結果的に、用意していたネタの半分以上を省略してしまいましたが、学習目標とした内容は伝わったはず、と思います。

インターネットで調べればたいていの情報はすぐに得られてしまうので、思考停止に陥りやすいのですが、教えてもらうのではなく自分で考え抜く力を持ってもらいたいと思うのですが、難しいです、というよりハンマーセッションのようなものでもなければ無理でしょう。
その場しのぎにしか過ぎず、結局実地に学ぶしかないというのは情けない話。現場で教えてもらってくださいとは講師が言ってはいけないことのように思うのですが、それも仕方がないのか、どうなのでしょうね。

いちばん危険なのは、解った気になる事、させてしまう事。
知らずに間違ったことをしてしまったり、なによりもそれ以上学ぶ意欲をなくしてしまう。

問題は、教えるべき全体像がはっきりしないという事、どのレベルまで引き上げるのかも不明。
改善するには、上記のような意識を持ち全体を多少でも把握した少数の講師が期間全体で教えきる必要があると思います。