大阪シンフォニカー第133回定期2009/03/18 22:23

今日は大阪シンフォニカーの第133回定期でした。
プログラムは
・エルガー/セレナード
・R.シュトラウス/4つの最後の歌
・アッテルベリ/交響曲第6番

エルガーのセレナードは、シンフォニカーの良さが十分発揮された芳醇な響きの好演。
R.シュトラウスの4つの最後の歌は最近大阪のオケの定期で良く取り上げられてますね。
ソプラノの佐々木典子さんの声は、オーケストラの音にも埋もれず良く通っており、表現も大変良かったです。

さて、後半は本邦初演のアッテルベリの交響曲。難解、複雑な曲が崇高という名のもとに良く理解できないままもてはやされることもあるのですが、解りやすくて何が悪いのかとでも言うように、非常に明快な曲想で、一度聴いたらメロディーも頭に残るほど。盛り上げ方も良く、爽快でした。
悪く言うと俗っぽいということになるのでしょうけれど、プログラムによるとそれも一つのメッセージのようですし、アッテルベリの他の曲を聴いてみると決してそれだけの作曲家では無いので、音楽監督の児玉宏さんとシンフォニカーには、他の交響曲や協奏曲などもまた取り上げて欲しいですね。

ギターによる火の鳥2009/03/18 22:38

世界的ギタリストの山下一仁さんが、ギターによる火の鳥を芸文で演奏するようです。
たしかこの曲は、ラリー・コリエルとの競演で演奏したのが最初だったと記憶しますが、ストラビンスキーの管弦楽をギター一本で表現しています。
展覧会の絵のギター版は世界的にも有名になりました。私もザ・シンフォニーホールで昔生で聴いた事があり、レコードも繰り返し聴いたものです。ラヴェルの管弦楽版よりも、原曲の世界をうまく表現出来ていると思います。
さて、火の鳥のギター版は、先に挙げたラリー・コリエルと山下一仁の両方をCDでは聴いた事がありますが、生ははじめてですし、おそらく録音時よりも進化していると思われ、今から楽しみです。