ウエスト・オーストラリア交響楽団が来日中止 ― 2009/03/02 23:09
ウエスト・オーストラリア交響楽団も経済状態により来日が出来なくなったとのこと(;_;)
ディジュリドゥが使われたカカドゥなど興味深い曲もあったのですが。残念。
ディジュリドゥが使われたカカドゥなど興味深い曲もあったのですが。残念。
PAC第23回定期 ― 2009/03/15 17:59

PACの3月の定期は神尾真由子さんと山上ジョアン薫さんをソリストに迎えてのブラームスのドッペル協奏曲。
そして休憩の後はチャイコフスキーの悲愴でした。
協奏曲は山上さんの主張がちょっと大人しい感じがしましたが、曲がヴァイオリンとチェロの息をぴったりと合わせる必要があるので、そう感じたのかも知れません。
チャイコフスキーも良かったです。
そして休憩の後はチャイコフスキーの悲愴でした。
協奏曲は山上さんの主張がちょっと大人しい感じがしましたが、曲がヴァイオリンとチェロの息をぴったりと合わせる必要があるので、そう感じたのかも知れません。
チャイコフスキーも良かったです。
大阪シンフォニカー第133回定期 ― 2009/03/18 22:23

今日は大阪シンフォニカーの第133回定期でした。
プログラムは
・エルガー/セレナード
・R.シュトラウス/4つの最後の歌
・アッテルベリ/交響曲第6番
エルガーのセレナードは、シンフォニカーの良さが十分発揮された芳醇な響きの好演。
R.シュトラウスの4つの最後の歌は最近大阪のオケの定期で良く取り上げられてますね。
ソプラノの佐々木典子さんの声は、オーケストラの音にも埋もれず良く通っており、表現も大変良かったです。
さて、後半は本邦初演のアッテルベリの交響曲。難解、複雑な曲が崇高という名のもとに良く理解できないままもてはやされることもあるのですが、解りやすくて何が悪いのかとでも言うように、非常に明快な曲想で、一度聴いたらメロディーも頭に残るほど。盛り上げ方も良く、爽快でした。
悪く言うと俗っぽいということになるのでしょうけれど、プログラムによるとそれも一つのメッセージのようですし、アッテルベリの他の曲を聴いてみると決してそれだけの作曲家では無いので、音楽監督の児玉宏さんとシンフォニカーには、他の交響曲や協奏曲などもまた取り上げて欲しいですね。
プログラムは
・エルガー/セレナード
・R.シュトラウス/4つの最後の歌
・アッテルベリ/交響曲第6番
エルガーのセレナードは、シンフォニカーの良さが十分発揮された芳醇な響きの好演。
R.シュトラウスの4つの最後の歌は最近大阪のオケの定期で良く取り上げられてますね。
ソプラノの佐々木典子さんの声は、オーケストラの音にも埋もれず良く通っており、表現も大変良かったです。
さて、後半は本邦初演のアッテルベリの交響曲。難解、複雑な曲が崇高という名のもとに良く理解できないままもてはやされることもあるのですが、解りやすくて何が悪いのかとでも言うように、非常に明快な曲想で、一度聴いたらメロディーも頭に残るほど。盛り上げ方も良く、爽快でした。
悪く言うと俗っぽいということになるのでしょうけれど、プログラムによるとそれも一つのメッセージのようですし、アッテルベリの他の曲を聴いてみると決してそれだけの作曲家では無いので、音楽監督の児玉宏さんとシンフォニカーには、他の交響曲や協奏曲などもまた取り上げて欲しいですね。
ギターによる火の鳥 ― 2009/03/18 22:38
世界的ギタリストの山下一仁さんが、ギターによる火の鳥を芸文で演奏するようです。
たしかこの曲は、ラリー・コリエルとの競演で演奏したのが最初だったと記憶しますが、ストラビンスキーの管弦楽をギター一本で表現しています。
展覧会の絵のギター版は世界的にも有名になりました。私もザ・シンフォニーホールで昔生で聴いた事があり、レコードも繰り返し聴いたものです。ラヴェルの管弦楽版よりも、原曲の世界をうまく表現出来ていると思います。
さて、火の鳥のギター版は、先に挙げたラリー・コリエルと山下一仁の両方をCDでは聴いた事がありますが、生ははじめてですし、おそらく録音時よりも進化していると思われ、今から楽しみです。
たしかこの曲は、ラリー・コリエルとの競演で演奏したのが最初だったと記憶しますが、ストラビンスキーの管弦楽をギター一本で表現しています。
展覧会の絵のギター版は世界的にも有名になりました。私もザ・シンフォニーホールで昔生で聴いた事があり、レコードも繰り返し聴いたものです。ラヴェルの管弦楽版よりも、原曲の世界をうまく表現出来ていると思います。
さて、火の鳥のギター版は、先に挙げたラリー・コリエルと山下一仁の両方をCDでは聴いた事がありますが、生ははじめてですし、おそらく録音時よりも進化していると思われ、今から楽しみです。
大阪センチェリー第139回定期 ― 2009/03/19 23:35

幻想交響曲、ベルリオーズのハリエット・スミッソンへの恋愛を契機に創られたという交響曲。表題性を持つ曲はその後の『ファウストの劫罰』を経てやリストの『ファウスト交響曲』や交響詩への流れに繋がります。ベートーヴェンの第九が1824年初演で、幻想交響曲がそのわずか5年ほど後の1830年というのですから驚くばかり。
第1楽章は夢見るようにフルートを初め木管のピアニッシモで始まり、やがて恋人のテーマがフルートとヴァイオリンに現れると、心臓の鼓動のような弦の刻み。その後激しさを増して、狂おしい恋心が表現される。最後に恋人のテーマが再現され静かに1楽章が終わる。ベルリオーズがこの楽章に付けた標題は『夢ー情熱』。
第2楽章は『舞踏会』。第3楽章『野の情景』。第4楽章『断頭台への行進』。第5楽章『サバトの夜の夢』。ベルリオーズ自身が書いた標題に加え、当時プログラムや新聞にも掲載されたというかなり長いストーリーというか解説があるのですが、当日のプログラムにはストーリーの記載なし。確かに後日ベルリオーズ自身が曲の理解に不要と言ったらしいですが。
舞台袖のオーボエと、舞台上のコール・アングレとの掛け合いや、4人のティンパニ奏者による遠雷の表現、オペラよろしく弔いの鐘、ディエス・イレからの引用などのほかコル・レーニョを初め様々な演奏効果が盛り込まれており、さすが管弦楽法の大家ベルリオーズです。
前置きが長くなりました、大阪センチェリーの演奏は3楽章の表現のみ若干不満がありましたが、まさしく熱演でした。
前半のニールセンのフィルハーモニー協奏曲も相当な難曲と想われますが、見事な演奏でした。ニールセンも良い曲、おもしろい曲がたくさんあるのに、あまり演奏されないんですよねぇ。
第1楽章は夢見るようにフルートを初め木管のピアニッシモで始まり、やがて恋人のテーマがフルートとヴァイオリンに現れると、心臓の鼓動のような弦の刻み。その後激しさを増して、狂おしい恋心が表現される。最後に恋人のテーマが再現され静かに1楽章が終わる。ベルリオーズがこの楽章に付けた標題は『夢ー情熱』。
第2楽章は『舞踏会』。第3楽章『野の情景』。第4楽章『断頭台への行進』。第5楽章『サバトの夜の夢』。ベルリオーズ自身が書いた標題に加え、当時プログラムや新聞にも掲載されたというかなり長いストーリーというか解説があるのですが、当日のプログラムにはストーリーの記載なし。確かに後日ベルリオーズ自身が曲の理解に不要と言ったらしいですが。
舞台袖のオーボエと、舞台上のコール・アングレとの掛け合いや、4人のティンパニ奏者による遠雷の表現、オペラよろしく弔いの鐘、ディエス・イレからの引用などのほかコル・レーニョを初め様々な演奏効果が盛り込まれており、さすが管弦楽法の大家ベルリオーズです。
前置きが長くなりました、大阪センチェリーの演奏は3楽章の表現のみ若干不満がありましたが、まさしく熱演でした。
前半のニールセンのフィルハーモニー協奏曲も相当な難曲と想われますが、見事な演奏でした。ニールセンも良い曲、おもしろい曲がたくさんあるのに、あまり演奏されないんですよねぇ。
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